島根大学大学院の授業料を2年間免除された話

今回利用した制度や自分自身の経済状況などの情報を以下に記しておきます。なお、ここに記されている情報は修士課程(博士前期課程)の学生向けのものであり、2023年1月のものです。

どの制度を使ったか

利用した制度:大学制度による授業料免除

下記ページでも紹介されている「② 島根大学の制度(経済的理由・災害等特別な事情)による免除」です。

「島根大学の制度」の定める基準について

この制度で授業料減免を受けるためには、学力基準と家計基準を満たす必要があります。

  • 学力基準(院1年生の場合):学部4年までに110単位以上かつ学業成績指数3.0以上
  • 家計基準:下記の収入基準額の表の通り

なお次の3点に注意してください。また、ここに記載の無い情報については公式の情報を参照してください。

卒業要件単位として認められない単位は含まれません。

『総所得金額』 = 『総収入金額』-【給与所得の必要経費】-【特別控除額】

カッコ内は全額免除の収入基準額(予算状況によって変動する場合があり

世帯人員 学部 博士前期課程 博士後期課程
1人 167(88)万円以下 182(96)万円以下 254(132)万円以下
2人 266(140)万円以下 290(152)万円以下 404(212)万円以下
3人 306(162)万円以下 334(177)万円以下 467(245)万円以下
4人 334(175)万円以下 364(192)万円以下 507(266)万円以下
5人 360(189)万円以下 393(208)万円以下 548(288)万円以下
6人 378(199)万円以下 412(217)万円以下 574(302)万円以下
7人 395(207)万円以下 432(226)万円以下 602(315)万円以下

自分の場合

  • 実家暮らし(両親二人と自分一人)
  • 日本学生支援機構の第一種奨学金(月5万)を受給
  • 両親:自分が学部4年生になったタイミングで定年退職
  • 学部生時代のGPA:3.5程度(うろ覚え)

世帯収入の情報については公開しませんが、正直全額免除の基準に達していないと思っていたので初めて免除の連絡を受けた時は驚きました(それくらい基準に達していないと思っていた)。

一方の学力の基準については、自分が学部生のときにそれなりに上位の成績を納めていたので問題ないだろうと思っていました。

授業料免除申請書の文面

自分は↓のように申請理由を書いていました。一例として載せておきます。

昨年度から引き続き,研究や授業に忙殺されアルバイトに時間を割けない状態が続いています.また,2020年度までは両親の経済的支援があったものの,昨年度からはコロナ禍で母親の仕事による収入が減り,父親も無職のため,両親からの支援が無くなり,奨学金や貯金の切り崩し,TA業務による収入で生活していました.今年度も引き続き両親からの支援が見込めず,奨学金に頼った生活となるため,授業料の免除を希望します.

最後に

大学院進学を検討する方にとって授業料免除制度や奨学金(特に給付型や無利子貸与型)に関する情報を知っているかいないか、あるいは申請したかどうかで大学生活の経済状況は大きく変わると思います。

手続きに必要な書類が多かったりと少し大変かもしれませんが、半年で26万円弱免除されるのは大きいですよね(そのお金で別のこと出来る訳だし)。この情報が誰かの役に立つことを祈っています1


  1. その他、詳しい情報が必要でしたらTwitterまでDMしてください。 ↩︎