面接の無い不思議な推薦入試を受けた話(at 横浜国立大学理工学府)

5 minute read

 本記事は横浜国立大学理工学系大学院等大学院工学府係に許可を頂いたうえで掲載しています.本記事を通してこれからYKUの推薦入試を受ける方も,何となくこの記事にたどり着いてしまった方にも有意義な何かを提供できればと思います.推薦入試の商品レビューだと思っていただけると幸いです

受験した教育分野

横浜国立大学理工学府 機械・材料・海洋系工学専攻 機械工学

(紙面上の)試験の場所と日程,内容

  • 場所:横国大構内

  • 日程と内容:7/7 + 昼頃からプレゼン発表、面接、英語の出題に答える

集合時と試験前の様子

前もって送られてきた書類に記された時間に,集合場所に集合.


集合場所には集合時間の20分前くらいに到着したのですが,すでに15人程度は受験者が集まっていたと思います.


時間になると,まず推薦入試の内容を簡単に説明されました.といっても大事なのは「順番が来たらすぐに発表できるように準備して置いてください」くらいですが.


その後,配属を希望する研究室の希望調査書が配られ,最低6つ記入してくださいとアナウンスされました(希望調査書ににもそう書いてあります).


私はこの時点で相当焦っていました.私が見落としていただけかもしれませんが,試験日当日に希望調査を行うというのは寝耳に水でした


おまけに研究室名が「○○(教授の名前)研究室」となっていたため,研究分野で研究室を記憶していた私には答えようが無かったからです(第一志望の教授の名前は憶えてましたが)..


何とかわずかな記憶を頼りに希望調査書を埋めたのですが,もうこの時点で不親切だなあと少し不満に思ってました.


その後,希望調査書を回収され,私の場合は試験まで大体1時間半程度待つ形になりました(勉強用の書類を持って来ててよかった).

口述試験

自分の番になって意気揚々と試験室に入った私は,まず「(口述試験用の)スライドを印刷したものを用意してきたのですが,必要でしたら配布します」と発言したところ,やはり皆さん必要だったようで,取り敢えず用意していた資料を全て配布しました.


なお,私の場合は試験官が4人で私はたまたま資料を4部用意してきてました


なお,応募要項には「スライドを印刷したものを用意」することが明記されていたのですが配布用とは書かれておらず,今回たまたま用心して書類を用意していったから良かったものの,もし仮にこうした点も試験内で点数化されていたらそれはそれでいやだなあと思いました.


口述試験は問題なく済ませました(10分制限の9分半で終えた).


そのあと質疑応答に,(計測していないので推測ですが)15分程度かかりました.


私は振動解析がメインの発表だったのですが,振動解析専門の試験官がいなかったこともあり割と答えやすい質問が飛んできました.

面接



そんなものはなかった



ガチのマジで面接はありませんでした.理由は不明.

英語力を測るテスト

今回,COVID-19の影響もあってTOEFLスコアの提出が免除されたのですが,代わりに試験時に英語力を測る出題を行うという謎の設問が用意されていました.


TOEFLといった正式のテストの代わりとして自分が想定していたのは,

  • 口述試験の内容について英語で質疑応答を行う
  • 志望内容を英語で話す

のどちらかだと思っていました(大体これ読んでるみんなもそう思うでしょ).


結果から言うとそのどちらでもなかったのですが,実際の設問は予想の斜め上を行ってました.


材料力学の専門用語(計4単語)を英語で答えなさい


.......


..........................


.............


んんんん?????????!?!?????


え?



それで英語力を測れるとお考えなんですね…でも流石に設問数としては少なすぎなのでは?専門用語を高々4つ知ってることが何の指標になるんだろうか…?YKUの学生になるには専門用語さえ知ってれば良いのか?????何なんだこのテスト????


と,いろいろと頭をよぎったりして,本当は色々言いたいことはあるのですが腹の底にしまっておきます.


結局3/4しか答えられませんでしたが(材力の専門用語を英語で日常的に使わないしこんなもんでしょ),この回答が終わってすぐに,以上で終了なので退出してください的なことを伝えられ,唖然としながら試験室を後にしました.

まとめ

結局結果は不合格でした.


別に不合格なのはいいのですが,試験内容について思うところは本当に多くあり,特にこの30分程度の試験で試験料が30000円すること(なお高いと感じるTOEFLテストの受験料ですら24000円)については国民生活センター(消費生活センター)に問い合わせたいくらいの「これってどうなんだ」具合です.


それと,面接を受けられなかったことや英語力を測ることのできないであろう意味不明な試験を受けるに至ったことを踏まえ,「元から落ちるのが決まってた」と邪推されても仕方ないような試験内容だったと認識しています.


大学院の推薦入試ってあまりレビューされることが無いのですが,こうした記事が増えることで,不幸な学生が減って,また,世の流れに流されず,学生がそれぞれの視点から「本来入試とはどうあるべきなのか?」,「永遠に受験産業に搾取されるのが学生の在り方なのか」などを考える一助になれば良いなと思います.


最後に,これからYKU理工学府機械工学分野の推薦入試を受けることを予定されてる方で,特に内部とのコネの無い外部学生は,よほど受かる自信が無い限りは受験することをお勧めしません